02 Think about Energy

エネルギー構成の変革目標

日本のエネルギー構成のあるべき姿は?

エネルギー構成を考える上では安定供給(Energy Security)、経済効率性(Economic Efficiency)、環境への適合(Environment)、安全性(Safety)といった多角的な視点(いわゆる3E+S)から方針を検討する必要があります。
こうした観点を踏まえ、日本政府は2018年7月に発表した「第5次エネルギー基本計画」において、2030年のエネルギーの姿を示した電源構成(エネルギーミックス)の目標を示しています。

エネルギー構成の変革目標
出典:資源エネルギー庁「日本のエネルギー 2019年度版」

これによると、再生可能エネルギーの構成比を22〜24%まで拡大し、一方で化石燃料の構成比を56%にまで削減する計画となっています。

再生可能エネルギーを拡大するといっても、大規模水力発電は、これ以上のダム建設などが現実的ではないため、急速な拡大が難しいとされています。そのため、大規模水力発電以外の構成比率を大きく伸ばしていく計画となっています。

一部には、「再生可能エネルギーはもっと意欲的な計画が必要」「化石燃料の削減度合いが不十分」「原子力発電は本当にここまで増やせるのか」といった疑問や批判も聞かれます。

2020年には、日本政府から「2050年までに温暖化ガス排出を実質ゼロにする」という方針が発表されました。この方針を踏まえて、新たなエネルギー構成の変革目標が議論されています。

再生可能エネルギーの構成計画
出典:資源エネルギー庁「日本のエネルギー 2019年度版」