再エネ用語辞典

FIT(feed in tariff)

ふぃっと(ふぃーどいんたりふ)

2012年にスタートした固定価格買取制度(FIT制度)のことで、再生可能エネルギーの普及を目的とし、再生可能エネルギーによって発電した電力を固定価格で、一定期間、電力会社が買い取る制度。

買い取り費用は「再エネ賦課金」として電気料金に上乗せされており、消費者によってまかなわれている。

この制度により再生可能エネルギー、特に太陽光発電の導入が増加したが、国民負担の増大や未稼働案件の増加などの課題が顕在化したため、2017年に制度が見直され、改正FIT法が施行された。新制度では、計画どおりに事業が実施されているか、設備のメンテナンスが適切に行われているかなどが厳しく審査されるようになった。また、期限までに運転を開始しない発電所に対しては買い取り期間を短縮するなどの新たなルールが設けられるようになった。